20060623
仁愛病院の診療器機をご紹介します
●CT検査装置
 CTの基本的な原理は、細いビームのX線を人体のある横断面に入射させ、その強度分布からコンピュータによって横断面内のX線吸収分布を再構成することです。そのため人体の横断面での断層像が非常に鮮明に得られます。また、従来のX線フィルムによる方法では区別できなかった、わずかなX線吸収値の相違をより正確に画像上に描出することで、たとえば臓器内の充実性組織と液体成分とを区別したり、さらに正常組織内の種々の病変を明瞭に描出できます。この検査はX線という被爆のほかは、患者様に無侵襲であり、苦痛なく検査ができます。

●CRシステムによる一般撮影
 当院では一般撮影はCR(Computed Radiography)システムにて検査を行っています。CRシステムとは、従来のフィルムの代わりにIP(イメージング・プレート)と呼ばれるX線の強弱を記録できるプレートを用いて撮影を行います。デジタル画像なので必要に応じて階調・濃度等の処理を加えることで診断能力の高い画像を提供することができ、また撮影時のX線量も低減できます。.

●X線透視撮影機
 X線テレビによる透視検査は胃・大腸透視など、造影剤を用いて胃や小腸・大腸を調べる検査です。この消化管透視は患者数の非常に多い消化器疾患において非常に重要な検査です。通常、消化管透視では検査直前に腸管の蠕動を抑えるお薬を筋肉注射させていただきます。緑内障、前立腺肥大、糖尿病などがある場合はお申し出ください。

●超音波検査装置
 超音波とは人間の耳がとらえることのできる音波の周波数20〜20.000Hzよりも高い音波のことを言います。超音波検査ではパルス状の超音波を探触子(プローブ)から生体内に放射し生体内を通過する際、臓器の違いで超音波は反射され、その方位、距離を探触子で受信し画像として検出します。

●呼吸機能検査装置
 肺は呼吸器の中でもっとも重要な左右一対の臓器で、空気中の酸素を血液中に取り入れて二酸化炭素を体の外へ排出します。この検査では肺活量、努力性肺活量(最大吸気位からできるだけ速やかに呼出させて得られる肺活量)、努力呼気肺活量(努力性肺活量の最初の一秒間に呼出される量)を測定して、肺気腫、塵肺などの病気の診断や程度を確認します。

●心電図検査装置
 心電図検査は、ヒトが生きている間、規則正しく動き続け全身に血液を循環させている心臓の発する微弱な電流を体表面につけた電極から検出し、波形として記録します。その乱れから病気の兆候などを読み取ることができます。心臓の疾患に関わる検査の中でも比較的簡単に行えるので、病気発見の第一の手がかりとしてよく用いられます。

●ホルター心電図検査装置
 長時間の心電図が記録できる携帯用の機器で、短い時間の心電図検査ではとらえにくい心電図の変化を長時間にわたって日常生活の心電図を連続して記録します。最高、最低心拍数や不整脈の種類、数、発生時間や心拍数との関係などから、不整脈の診断をすることができます。
 検査中は、胸部に電極を貼り付け、携帯型の心電図記録機械を腰にベルトで取り付けていただきます。

●血圧脈波図検査機
 脈波図検査は、心電図と心音図を取り付けて、両腕、両足首の四カ所の脈波伝搬速度と上腕と足首の血圧比を測定することで、動脈硬化の早期スクリーニングを行います。この検査は血圧を測るのと同じ感覚で気楽に検査を受けることができます。両手、両足首の四肢の血圧を同時に測定し、その他の検査項目も同時に測定できます。検査時間は約5分間です。

●内視鏡検査装置
 内視鏡とは体内を観察するためにファイバースコープと呼ばれる先端にビデオカメラが装備されている機械です。一般的によく聞かれる胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)と、最近増えている大腸疾患の検査である、大腸ファイバー(下部消化管内視鏡検査)があります。画像がテレビに映し出されるので自分の目で見ながら検査を受けることもできます。これを口や鼻、お尻から直接体内に入れて、患部等を観察したり、器具を使って病変部の組織を採取したり、出血を止めたりすることができます。
 また当院では経鼻内視鏡(胃カメラ)を導入しており、内視鏡を口から挿入するか、鼻から挿入するか、どちらか選択することが出来ます。これまでの胃カメラ検査では、カメラが舌のつけ根をこする際に嘔吐感を感じる方が多く、胃カメラはつらいものという先入観をもたれがちでした。鼻から挿入する場合は、口から挿入する内視鏡と違い舌根部を通らないので嘔吐反射「オェー」がほとんど起きません。その為それほどつらい思いをしなくてすむということが最大の魅力です。また検査中会話もできます。胃カメラは苦しくて、もうコリゴリという方、内視鏡検査未経験で、なかなか受診する勇気が出ないといっていた方にも非常に好評をいただいております。

●乳房X線撮影装置(マンモグラフィー)
 乳腺疾患におけるX線撮影では、脂肪・乳腺・病変および石灰化を区別して写し出すために、低いエネルギーのX線を出す専用撮影装置を用います。よって従来の視触診では発見不可能な乳がんや乳房腫瘤の良悪性の鑑別、乳がんの拡がりを知る上で大変有効です。
当院では、乳がん検診についても承っておりますので乳がんを早期発見するために、受診年齢になられましたらぜひ検診を受けられることをおすすめします。